犬の糖尿病の食事ガイド|おすすめ食材・避けたい食材・手作りごはんレシピ
愛犬にこんな症状がでたら要注意
- 水を飲む量が増えた
- おしっこの量や回数が増えた
- 食欲があるのに痩せてきた
- 体重が減ってきた
- 元気がなくなってきた
- 疲れやすくなった
- 毛づやが悪くなってきた
- 白内障が見られるようになった
- 食欲がなくなった
- 嘔吐する
- ぐったりしている
犬の糖尿病では、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲があるのに体重が減るなどの症状が見られることがあります。進行すると、食欲不振や嘔吐、元気がなくなるなどの症状が現れる場合もあります。
ただし、似た症状を起こすほかの病気もあるため、自己判断は禁物です。気になる症状があれば、早めに動物病院で血液検査や尿検査などを受け、原因を確認しましょう。
特に、食欲不振や嘔吐、ぐったりする様子が見られたら、速やかに動物病院へ相談してください。インスリン治療中に食事を食べない場合も、自己判断でインスリンの量を変更せず、獣医師の指示を仰ぎましょう。
犬の糖尿病ってどんな病気?

犬の糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が高い状態が続く病気です。
食事から摂った栄養素は体の中でエネルギーとして利用されますが、そのためにはインスリンなどのホルモンが重要な役割を果たします。
犬の糖尿病では、多飲、多尿、体重減少、食欲の増加などが見られることがあります。
また、糖尿病の犬では白内障を併発することもあります。
糖尿病は、食事だけで管理する病気ではありません。
犬の糖尿病では、一般的にインスリン治療が必要です。毎日の食事とインスリン治療を安定させることが重要です。
そのため、糖尿病の食事管理では、「何を食べるか」だけでなく、「どれくらい食べるか」「いつ食べるか」を安定させることも大切です。
食事内容を変更すると血糖値やインスリンの必要量に影響する可能性があるため、治療中の犬は自己判断で大きく食事を変更せず、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
糖尿病の犬の食事管理5つのポイント

糖尿病の食事管理では、毎日の食事とインスリン投与をできるだけ安定させることが大切です。
愛犬の状態に合わせて、次の5つのポイントを意識しましょう。
ポイント❶ 毎日の食事量を安定させる
糖尿病の犬では、日によって食べる量が大きく変わらないようにすることが大切です。
食事量が大きく変わると、血糖値やインスリンの効き方にも影響する可能性があります。
毎日ほぼ同じ量の食事を与えることを基本にし、食事量は愛犬の体重や活動量、治療内容などに合わせて調整しましょう。
ポイント❷ 食事の時間をできるだけ一定にする
インスリン治療を行っている犬では、食事の時間も重要です。
毎日バラバラの時間に食事を与えるのではなく、できるだけ決まった時間に食べられるようにしましょう。
特にインスリンを使用している場合は、食事とインスリン投与のタイミングについて獣医師から指示された方法を守ることが大切です。
ポイント❸ 炭水化物の量や種類に配慮する
糖尿病では「糖質を完全に避ければよい」というわけではありません。
炭水化物は体のエネルギー源になる大切な栄養素です。
ただし、食事に含まれる炭水化物の量や消化吸収のされ方によって、食後の血糖値に影響することがあります。
そのため、糖尿病の犬では、食事全体の栄養バランスを考えながら、炭水化物の量や種類を調整することが大切です。
また、食物繊維を適度に含む食事は、食後の血糖値の上昇に配慮するうえで役立つ場合があります。必要な量は愛犬の体型や食事内容によって異なるため、獣医師に相談しながら調整しましょう。
ポイント❹ 適正体重を維持する
糖尿病の犬では、体重管理も重要です。
痩せている犬では必要なエネルギーや栄養を確保する必要がある一方、太っている犬では適正体重を目指すことが大切です。
急激に体重を減らすのではなく、現在の体重や体型、運動量などを確認しながら、適切な食事量を考えましょう。
ポイント❺ おやつやトッピングにも注意する
糖尿病の食事管理では、主食だけでなく、おやつやトッピングなども含めて考える必要があります。
せっかく毎日の食事量を安定させていても、おやつをたくさん与えることで、1日のカロリーや栄養バランスが変わってしまうことがあります。
また、糖分や脂質を多く含む人間用のお菓子などは、犬の食事としておすすめできません。
毎日口にするものを含めて、食事全体を確認することが大切です。
糖尿病の犬におすすめの食材
糖尿病の犬の食事では、特定の食材だけを食べればよいわけではありません。
タンパク質、炭水化物、野菜などを組み合わせ、食事全体の栄養バランスを考えることが大切です。
また、糖尿病の治療中は療法食がすすめられる場合もあるため、手作りごはんへ変更したり、新しい食材を追加したりする場合は、獣医師に相談しましょう。
鶏ささみ
手作りごはんに取り入れやすく、野菜や炭水化物などとも組み合わせやすい食材です。
皮や脂身を使用せず、茹でるなど油を使わない調理方法にすると、脂質を抑えやすくなります。
鶏むね肉
皮を取り除くことで脂質を抑えやすくなります。
糖尿病の犬の食事に使用する場合も、肉だけに偏らないよう、炭水化物や野菜などと組み合わせて食事全体のバランスを考えましょう。
カンガルー肉(ルーミート)
馬肉
ただし、肉の種類によって脂質やカロリーは異なるため、使用量を含めて食事全体のバランスを考えることが大切です。
白身魚
比較的脂肪が少ない種類もあり、手作りごはんにも取り入れやすい食材です。 骨をしっかり取り除き、味付けせずに加熱して与えましょう。
いわし
脂質やカロリーも考慮しながら、食事全体の栄養バランスに合わせて取り入れましょう。
白米
さつまいも
かぼちゃ
食事全体のバランスを考えて適量を与えましょう。
キャベツ
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糖尿病の犬が避けたい食材
糖尿病の犬では、血糖値や体重管理に影響するため、糖分やカロリーを多く含む食品をむやみに与えないことが大切です。
また、人間用のお菓子や加工食品には、糖分だけでなく脂質や塩分などが多く含まれる場合があります。
| 食材 | 注意したい理由 |
|---|---|
| 人間用のお菓子 | 糖分や脂質、カロリーが多いものがあります |
| ケーキ | 糖分・脂質・カロリーが高く、犬の食事にはおすすめできません |
| ドーナツ | 糖分・脂質・カロリーが多いため注意が必要です |
| アイスクリーム | 糖分や脂質を多く含むものがあります |
| 加糖ヨーグルト | 砂糖などの糖分が含まれる場合があります |
| ジャム | 糖分を多く含むため、犬の食事にはおすすめできません |
| 甘いパン | 糖分や脂質、カロリーが多いものがあります |
| 清涼飲料水 | 糖分を多く含むものがあります |
| 脂肪の多いおやつ | カロリー過多につながる可能性があります |
| 人間用のお惣菜 | 糖分・脂質・塩分などが多く、犬に適さない場合があります |
糖尿病では、主食だけでなく、おやつやトッピングなども含めた1日の食事全体を確認することが大切です。
なお、犬にとって有害な食材であるチョコレート、ぶどう・レーズン、キシリトールなども絶対に与えないようにしましょう。
糖尿病の犬に手作りごはんを取り入れるメリット

手作りごはんには、使用する食材を自分で選び、愛犬が何を食べているのかを確認しやすいというメリットがあります。
糖尿病の食事管理でも、食材や量を把握しやすいことはメリットのひとつです。
ただし、手作りごはんだから糖尿病に適しているとは限りません。
食材の種類や量によって、炭水化物、カロリー、脂質などが大きく変わるため、食事全体の栄養バランスを考える必要があります。
メリット❶ 使用する食材を自分で選べる
手作りごはんなら、肉や魚、野菜など、使用する食材を自分で確認できます。
糖分の多い食品や、人間用の加工食品などを避けながら、愛犬に合わせて食事を組み立てることができます。
メリット❷ 食事内容を把握しやすい
市販のおやつやトッピングをいくつも追加するよりも、自分で食材を選んで調理することで、何をどれだけ食べているのかを把握しやすくなります。
糖尿病では、主食だけでなく、おやつなども含めた食事全体を管理することが大切です。
メリット❸ 愛犬の状態に合わせて食事を調整できる
年齢、体重、運動量、食欲など、愛犬によって必要な食事は異なります。
手作りごはんなら、食材や量、食事の形などを調整しながら、その時の愛犬の状態に合わせた食事を考えることができます。
ただし、糖尿病の治療中はインスリン量との関係もあるため、自己判断で食事量や内容を大きく変更しないようにしましょう。
糖尿病におすすめの手作りごはんレシピ
ここでは、国産・無添加の食材を使用し、タンパク質、炭水化物、野菜などを組み合わせた、栄養バランスを考えた手作りごはんレシピをご紹介します。
長期的に手作りごはんを与える場合は、必要な栄養素が不足しないよう、栄養バランスにも配慮しましょう。
※糖尿病の治療中の愛犬に与える場合は、症状や体重、インスリン治療の内容、1日の必要カロリーなどを考慮し、かかりつけの獣医師にご相談ください。
※掲載しているレシピおよび商品は、糖尿病の治療を目的とした療法食ではありません。治療中の場合や食事制限がある場合は、必ずかかりつけの獣医師に相談したうえでご利用ください。
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よくある質問
- Q
糖尿病の犬には、どんな食事を与えればいいですか?
- A
- 糖尿病の犬では、食事量や食事時間をできるだけ安定させることが大切です。
また、タンパク質、炭水化物、脂質などの栄養バランスを考え、愛犬の体重や治療内容に合った食事を選びましょう。
インスリン治療を行っている場合は、食事内容とインスリン量の関係もあるため、獣医師に相談しながら食事を決めることが大切です。 - Q
糖尿病の犬に手作りごはんを与えても大丈夫ですか?
- A
- 手作りごはんを取り入れることはできますが、糖尿病では食事量や栄養バランスを安定させることが重要です。
肉や野菜だけでは必要な栄養素が不足する場合もあるため、長期的に与える場合は食事全体の栄養バランスを考えましょう。
また、治療中は自己判断で食事を変更せず、獣医師に相談することをおすすめします。 - Q
糖尿病の犬は炭水化物を食べても大丈夫ですか?
- A
- 糖尿病だからといって、炭水化物をすべて避ける必要はありません。
炭水化物は体のエネルギー源になる重要な栄養素です。
ただし、食事に含まれる量や種類によって血糖値に影響するため、食事全体のバランスを考えて与えることが大切です。 - Q
糖尿病の犬に白米を与えてもいいですか?
- A
- 白米は炭水化物を含む食材です。
糖尿病だから白米を完全に避けなければならないというわけではありませんが、与える量によって食事全体の炭水化物量やカロリーが変わります。
タンパク質や野菜などと組み合わせ、愛犬に必要な量を考えて与えましょう。 - Q
糖尿病の犬にさつまいもやかぼちゃを与えてもいいですか?
- A
- さつまいもやかぼちゃには炭水化物が含まれています。
犬が好みやすい食材ですが、糖尿病だからといってたくさん与えてよいわけではありません。
与える場合は、食事全体の炭水化物量やカロリーを考えて適量を取り入れましょう。 - Q
糖尿病の犬におやつを与えてもいいですか?
- A
- おやつを与える場合は、糖分だけでなく、カロリーや栄養成分も確認することが大切です。
また、おやつを追加することで1日の食事量が変わる可能性があります。
糖尿病の治療中は、与えるおやつの種類や量について、獣医師に相談することをおすすめします。 - Q
糖尿病の犬にサプリメントを与えてもいいですか?
- A
- サプリメントにはさまざまな種類があり、成分やカロリーも異なります。
糖尿病の治療中は、自己判断でサプリメントを追加せず、現在の食事やインスリン治療との組み合わせについて獣医師に相談しましょう。 - Q
糖尿病の犬はダイエットしたほうがいいですか?
- A
- 糖尿病の犬では、適正体重を維持することが大切です。
太っている場合には体重管理が必要になることがありますが、糖尿病の犬がすべてダイエットをするわけではありません。
現在の体重や体型、食事量、運動量などを確認しながら、獣医師と相談して適切な体重管理を行いましょう。 - Q
糖尿病の犬がごはんを食べないときはどうすればいいですか?
- A
- 糖尿病の治療でインスリンを使用している犬では、食事を食べないことが重要な問題になる場合があります。
特に、インスリンを投与する予定なのに食事を食べない場合は、自己判断せず、かかりつけの動物病院へ相談してください。
食欲不振に加えて、嘔吐やぐったりするなどの症状がある場合も、早めの受診が必要です。 - Q
糖尿病は食事だけで治せますか?
- A
- 犬の糖尿病は、食事だけで管理できるとは限りません。
犬の糖尿病では一般的にインスリン治療が必要で、食事管理はインスリン治療とあわせて行うことが大切です。
糖尿病と診断された場合は、獣医師の指示に従って治療を行い、食事についても相談しながら管理しましょう。 - Q
糖尿病の犬は毎日同じごはんにしたほうがいいですか?
- A
- 糖尿病の犬では、食事量や食事時間を安定させることが重要です。
毎日大きく食事内容や量を変えるよりも、できるだけ一定の食事を続けるほうが、血糖値やインスリン治療を管理しやすくなります。
食事内容を変更する場合は、獣医師に相談しましょう。
まとめ
犬の糖尿病では、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲があるのに痩せるなどの症状が見られることがあります。
糖尿病が疑われる場合は、自己判断で食事だけを変更せず、まずは動物病院で診察を受けることが大切です。
毎日の食事では、
- 食事量を安定させる
- 食事の時間をできるだけ一定にする
- 炭水化物の量や種類に配慮する
- 適正体重を維持する
- おやつやトッピングも含めて食事全体を管理する
- インスリン治療を行っている場合は、獣医師の指示に従う
といったポイントを意識しましょう。
手作りごはんは、使用する食材や量を自分で確認し、愛犬に合わせて食事を調整できるのがメリットです。
ただし、「手作りごはん=糖尿病に良い食事」とは限りません。
糖尿病では、食事内容だけでなく、食事量や食事時間、体重、インスリン治療などを含めて管理することが大切です。
特にインスリン治療中や血糖値が安定していない場合は、自己判断で食事を大きく変更せず、かかりつけの獣医師と相談しながら、愛犬の状態に合った食事管理を行いましょう。
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