犬の下痢の食事ガイド|おすすめ食材・避けたい食材・手作りごはんレシピ
こんなお悩みはありませんか?
・何を食べさせればいいかわからない
・食事を控えたほうがいいの?
・下痢のときにおすすめの食材を知りたい
・お腹にやさしい手作りごはんを食べさせたい
犬が下痢をすると、「何を食べさせればいい?」「ごはんは控えたほうがいい?」と悩む飼い主さんは少なくありません。
犬の下痢には、食べ慣れないものを食べた、食事の変化、食べ過ぎ、ストレスなど、さまざまな原因があります。また、感染症や消化器の病気などが原因になっている場合もあります。
下痢をしているときは、消化しやすい食事を少量ずつ与えながら、水分をしっかり摂ることが大切です。
※この記事では、主に一時的な下痢がみられる犬の食事管理について解説します。下痢が長く続く場合や、持病がある場合、子犬・高齢犬の場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。
犬の下痢に食事管理が大切な理由
犬が下痢をしたときは、普段の食事をそのまま続けるのではなく、胃腸への負担を考えた食事にすることが大切です。
下痢になると、便と一緒に水分が失われるため、水分不足にも注意が必要です。また、下痢が続くことで食欲が落ちたり、必要な栄養を十分に摂れなくなったりすることもあります。
理由❶ 下痢では水分が失われやすい
下痢をすると、通常よりも多くの水分が便と一緒に排出されます。
そのため、下痢が続いている犬では、いつでも新鮮な水を飲めるようにしておくことが大切です。
水をあまり飲まない場合には、食事に水分を加えたり、水分を多く含む食事を利用したりする方法もあります。
ただし、水を飲めない、飲んでも吐いてしまう、ぐったりしているといった場合は、脱水が進んでいる可能性もあるため、早めに動物病院へ相談しましょう。
理由❷ 胃腸への負担を減らすことが大切
下痢をしているときは、消化器が敏感になっていることがあります。
脂肪の多い食事や食べ慣れていない食材を与えると、胃腸への負担になる場合があります。
そのため、消化しやすく、できるだけシンプルな食事を少量ずつ与えることを意識しましょう。
理由❸ 食べられる状態を維持する
下痢が続くと、食欲が低下する子もいます。食べない状態が続くと、必要なエネルギーや栄養を十分に摂れなくなってしまいます。
そのため、無理にたくさん食べさせるのではなく、食べやすい食事を少量ずつ与えることがポイントです。
理由❹ 下痢の原因によって食事が異なる
犬の下痢には、食事の変化や食べ過ぎだけでなく、感染症、寄生虫、膵臓や腸などの病気が関係している場合もあります。
そのため、すべての下痢に同じ食事が適しているわけではありません。
下痢を繰り返す、長引く、ほかの症状を伴う場合は、原因を確認することが大切です。
犬が下痢の時の食事管理5つのポイント
犬が下痢をしたときは、単に食事を抜くのではなく、愛犬の状態を確認しながら、胃腸への負担を考えて食事を与えることが大切です。
ここでは、毎日の食事で意識したい5つのポイントをご紹介します。
※ただし、血便・黒い便・繰り返す嘔吐・ぐったりしている・水が飲めない・強い腹痛・子犬・高齢犬の場合は、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
ポイント❶ 消化しやすい食事を選ぶ
下痢をしているときは、胃腸に負担をかけにくい、消化しやすい食事を選びましょう。
脂肪分の多い食事や、食べ慣れていない食材を避け、シンプルで消化しやすい食事にすることがポイントです。
ポイント❷ 少量ずつ与える
一度にたくさん食べると、弱っている胃腸に負担がかかることがあります。
そのため、1日の食事量を複数回に分けて、少量ずつ与える方法があります。
愛犬の食欲や便の状態を確認しながら、無理のない範囲で調整しましょう。
ポイント❸ 脂肪の多い食事を控える
脂肪の多い食事は、犬によっては消化器への負担になることがあります。
下痢をしているときは、脂身の多い肉や脂っこい食事、おやつなどを控え、できるだけ脂肪分に配慮した食事を選びましょう。
ポイント❹ 水分をしっかり摂る
下痢が続くと水分が失われやすいため、水分補給も大切です。
新鮮な水をいつでも飲めるようにするとともに、食事にぬるま湯を加えるなど、食事から無理なく水分を摂れるよう工夫する方法もあります。
ポイント❺ 便の状態を確認する
下痢をしているときは、便の回数や状態、色などを確認しておきましょう。
食事を変えたあとに便がどう変化したかを確認することも大切です。
血便、黒い便、繰り返す嘔吐、食欲不振、元気消失などがある場合は、食事だけで様子を見ないようにしましょう。
下痢の犬におすすめの食材
下痢をしている犬には、消化しやすく、胃腸への負担が少ない食材を選ぶことが大切です。
食材は脂肪分の少ないものを中心に、やわらかく加熱して与えるようにしましょう。
ただし、「下痢に良い食材だから」と大量に与えるのではなく、愛犬の状態や普段の食事とのバランスを考えて取り入れましょう。
鶏むね肉
鶏ささみ
白身魚(鱈など)
魚の種類によって脂肪量などが異なるため、下痢をしているときは脂肪の多い魚を大量に与えないよう注意しましょう。
かぼちゃ
※食物繊維は犬の便の状態によって合う・合わないがあるため少量から様子を見ましょう。
にんじん
※食物繊維は犬の便の状態によって合う・合わないがあるため少量から様子を見ましょう。
じゃがいも
キャベツ
※食物繊維は犬の便の状態によって合う・合わないがあるため少量から様子を見ましょう。
さつまいも
下痢の犬が避けたい食材
下痢をしているときは、胃腸への負担になりやすい食べ物や、普段食べていないものを避けることが大切です。特に、脂肪の多い食べ物、味付けされた食べ物、人間用の食品などは控えましょう。
| 食材 | 注意したい理由 |
|---|---|
| 脂身の多い肉 | 脂肪が多く胃腸への負担になる場合がある |
| 揚げ物 | 脂肪が多く、消化器への負担になりやすい |
| ベーコン | 脂肪・塩分が多い |
| ソーセージ | 脂肪・塩分などに注意 |
| ハム | 塩分が多い |
| 人間用のお惣菜 | 味付けや脂肪、塩分などに注意 |
| 脂肪の多いおやつ | 下痢があるときは控える |
| 食べ慣れない食品 | 消化器への負担になる場合がある |
下痢をしているからといって、普段食べていない食材を次々に試すのはおすすめできません。
まずは食事をシンプルにし、便の状態を確認しながら食事を戻していくことを意識しましょう。
下痢の犬がごはんを食べないときはどうする?
犬が下痢をしていると、胃腸の不調から食欲が落ちることがあります。 食べないからといって無理にたくさん食べさせるのではなく、まずは少量でも食べられる状態を作ることが大切です。
❶ 食事を温める
食事を人肌程度に温めることで香りが立ち、食べやすくなる場合があります。 冷たい食事よりも、香りが立つ程度に温めることで、食べやすくなる場合があります。
❷ 水分を加える
食事にぬるま湯を加えることで、食事から水分を摂りやすくなります。 また、温めることで食材の香りが立ち、食べやすくなる場合もあります。
❸ 少量ずつ与える
一度にたくさん食べられない場合は、1日の食事を複数回に分けて、少量ずつ与える方法があります。 愛犬が無理なく食べられる量から始め、便の状態を確認しましょう。
❹ 食べやすい形にする
食材を細かくしたり、柔らかく煮たりすることで、食べやすくすることができます。 特に食欲が落ちている犬の場合は、香りや食感なども工夫してみましょう。
❺ 無理に食べさせない
下痢に加えて嘔吐がある場合や、食べ物や水を受け付けない場合は、自己判断で食事を続けるのではなく、動物病院へ相談しましょう。 食欲不振が続く、元気がない、嘔吐を繰り返すなどの場合は、早めの受診が大切です。
下痢の犬に手作りごはんを取り入れるメリット

手作りごはんは、使用する食材や水分量を調整しやすく、愛犬の食欲や好みに合わせて工夫できるというメリットがあります。
一方で、手作りごはんだけで必要な栄養素をすべてバランスよく摂ることは簡単ではありません。
特に下痢が長く続いている場合や、慢性的な消化器症状がある場合は、獣医師に相談しながら食事を選ぶことをおすすめします。
理由❶ 水分を摂りやすい
手作りごはんは、調理方法によって水分を多く含む食事にしやすいのが特徴です。
水をあまり飲まない犬の場合は、スープ仕立てやおじや風にするなど、食事に水分を加える工夫ができます。
理由❷ 食べやすさを工夫できる
手作りごはんは、食材の大きさや柔らかさ、温度などを調整できます。
食欲が落ちている場合にも、温める、細かくする、柔らかくするなど、愛犬に合わせた工夫がしやすいのがメリットです。
理由❸ 食材をシンプルにできる
手作りごはんでは、使用する食材を自分で選ぶことができます。
下痢をしているときには、食べ慣れていないものや味付けされた食品を避け、できるだけシンプルな食事にすることができます。
理由❹ 愛犬の好みに合わせやすい
食欲が落ちている犬の場合、食事の香りや食感が食べやすさにつながることがあります。
鶏肉や白身魚など、愛犬が食べやすい食材を使い、温度や水分量を調整することで、食事への興味を引き出しやすくなります。
ただし、下痢が続いている場合は、手作りごはんだけで長期間栄養管理をするのではなく、下痢の原因を確認し、必要に応じて獣医師へ相談することが大切です。
▼消化に配慮した食事に取り入れやすいたんぱく源
下痢におすすめの手作りごはんレシピ
ここでは、国産・無添加の食材を使用した手作りごはんレシピをご紹介します。
下痢をしている愛犬の食事では、消化に配慮した食材を使い、水分を摂りやすく、食べやすい形にすることがポイントです。
※与える場合は愛犬の体調や1日の必要量を考慮してご利用ください。下痢の症状が強い場合や長引いている場合は、獣医師に相談してください。
※掲載している商品およびレシピは、下痢の治療を目的とした療法食ではありません。下痢が続く場合や症状が強い場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
よくある質問
- Q
犬が下痢をしたら絶食させたほうがいいですか?
- A
- 下痢をしたからといって、必ずしも自己判断で長時間絶食させる必要があるとは限りません。
犬の年齢や体調、下痢の原因、嘔吐の有無などによって適切な対応は異なります。
食べられる状態であれば、消化しやすい食事を少量ずつ与える方法があります。ただし、嘔吐がある、ぐったりしている、水も飲めないなどの場合は、早めに動物病院へ相談してください。 - Q
犬の下痢におすすめの食べ物は何ですか?
- A
- 鶏むね肉やささみ、鱈などの白身魚、加熱したかぼちゃやにんじんなど、消化に配慮して取り入れやすい食材があります。
ただし、「下痢に良い食材なら何でもたくさん食べさせてよい」というわけではありません。 愛犬の状態や普段の食事とのバランスを考え、少量から取り入れましょう。 - Q
下痢の犬に鶏肉を食べさせても大丈夫ですか?
- A
- 鶏むね肉やささみなどは、下痢をしている犬の食事に取り入れやすい食材です。
ただし、皮や脂身は避け、加熱してから与えましょう。 また、鶏肉だけを与え続けるのではなく、食事全体の栄養バランスを考えることが大切です。 - Q
下痢の犬にかぼちゃを食べさせても大丈夫ですか?
- A
- かぼちゃは炭水化物を含み、エネルギー補給にも活用しやすい食材です。
柔らかく加熱して、少量から取り入れましょう。
食物繊維も含むため、下痢をしている犬に大量に与えるのは避け、便の状態を確認しながら与えることが大切です。 - Q
下痢の犬におやつを与えてもいいですか?
- A
- 下痢をしているときは、できるだけおやつを控えることをおすすめします。
特に脂肪の多いおやつや、普段食べていないおやつは胃腸への負担になる場合があります。 まずは食事をシンプルにして、便の状態が戻ってから少しずつ通常のおやつに戻しましょう。 - Q
下痢の犬に水を飲ませても大丈夫ですか?
- A
- はい。下痢をしているときは水分が失われやすいため、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことが大切です。
水を飲まない場合には、食事にぬるま湯を加えるなどの工夫もできます。 ただし、水を飲めない、飲んでも吐いてしまう場合は、動物病院へ相談してください。 - Q
犬の下痢が何日続いたら病院に行けばいいですか?
- A
- 下痢の期間だけで判断するのではなく、愛犬の状態を合わせて確認することが大切です。
特に、血便、黒い便、嘔吐、食欲不振、元気消失、腹痛などがある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
子犬や高齢犬、持病がある犬も、下痢が続く場合は早めの受診をおすすめします。 - Q
血便がある場合はどうすればいいですか?
- A
- 血便がある場合は、食事だけで様子を見るのではなく、動物病院へ相談することをおすすめします。
血便の原因にはさまざまなものがあるため、便の色や状態、回数、嘔吐や食欲などの症状も獣医師に伝えるとよいでしょう。 - Q
下痢が治ったら、いつものごはんに戻してもいいですか?
- A
- 便が正常に戻ってきたからといって、すぐに普段の食事へ完全に戻すのではなく、少しずつ通常の食事へ戻していくことをおすすめします。
急に食事内容を変えると、再びお腹の調子を崩すことがあります。 - Q
下痢を繰り返す犬には、どんな食事を与えればいいですか?
- A
- 下痢を繰り返す場合は、単純に「お腹にやさしい食事」を続けるだけではなく、下痢の原因を確認することが大切です。
食物反応や消化器の病気などが関係している可能性もあるため、繰り返す下痢については獣医師に相談し、必要に応じて食事内容を見直しましょう。
まとめ
犬が下痢をしたときは、胃腸への負担に配慮しながら、必要な水分と栄養を摂れるようにすることが大切です。
下痢をしているときの食事では、鶏むね肉やささみ、白身魚などの消化に配慮して取り入れやすい食材を活用し、脂肪の多い食事や味付けされた人間用の食品などは控えましょう。
また、一度にたくさん食べさせるのではなく、少量ずつ与えたり、食事に水分を加えたりする工夫もできます。
手作りごはんは、食材や水分量、食べやすさを調整しやすく、愛犬の好みに合わせやすいというメリットがあります。
一方で、下痢にはさまざまな原因があるため、食事だけで治そうとせず、愛犬の症状をよく観察することも重要です。
血便や嘔吐、食欲不振、元気消失などがある場合や、下痢を繰り返す場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
プライムケイズでは、国産・無添加の食材を使用した手作りごはんや、愛犬の食事に取り入れやすい食材をご用意しています。
愛犬の体調や食欲に合わせて、無理なく続けられる食事を選び、毎日の食事から健康維持をサポートしてあげましょう。






